補聴器外来を始めました
近年高齢化に伴い多くの難聴の方がみられるようになりました。難聴は世界保健機関(WHO)も認知症への大きなリスクファクターだと認定しています。
残念ながらこのような加齢に伴う難聴を回復させてくれる薬はまだ開発されておらず現時点ではそのような難聴の方は補聴器で対応していく他ありません。
補聴器を使うにはまずその方がどのような原因でどの程度の難聴になっているかを調べその上で適切な補聴器を選定することが必要です。
これまでは当院でも診察し、聴力検査を行い中等度以上の難聴の方を認定補聴器技能者がいる認定補聴器専門店にご紹介していました。ただご紹介した後、患者様が補聴器を上手く使えているか、不満な点はないか等のフォローアップというものが不十分でした。補聴器は購入した後の細かなフォローアップが非常に大切なものです。
そこで認定補聴器専門店の認定補聴器技能者の方と協力し補聴器外来を開設し難聴の方に定期的に通院していただきその患者様にふさわしい補聴器の設定を細かく調べその方にふさわしい設定を確認した上で補聴器を購入していただく補聴器外来を開設することにいたしました。
具体的にはまず通常の外来を受診していただき、耳の診察、聴力検査(純音聴力検査)、言葉の聞き取りの検査(語音聴力検査)などの検査を行い補聴器の必要性などを判断した上で、補聴器外来を予約していただきその方の聴力に合わせた補聴器を貸し出しし、その後2週に1回程度受診していただき、聞こえの具合をうかがいながら補聴器の調整を行います。大体2ヶ月をめどに通院していただき、聞き取りが安定してきたところで補聴器購入のご相談をすることになります。
購入された後は数ヶ月に一度程度受診していただき、聴力が悪化していないか、聞き取りの具合がどうかをうかがうことになります。




